津軽焼ライター 津輕 焼次郎ブログ

津軽焼にまつわる全ての人のハナシっコ

大阪からの使者

さて、少し話題を変えて津軽焼の発祥について書こうかな。

正直、津軽焼は衰退し、今の若い人達の認知度はほぼ皆無と言ってもイイと思います。
現に私が津軽焼の存在を知ったのも2017年、つまり去年です。

弘前市民に聞きました。

弘前』と言えば?


『さぐら(桜)だべ〜』
岩木山だよな〜』
『まぁ…りんご?だべが?』
『ビブレ(現さくら野)の前さスタバでぎだや』
『城下町だハンデ、いいどごいっぺぇある』
『美容院多いネなぁ〜』
弘前だっきゃナンもネじゃ』

まぁ…、なんとも抽象的と言いますかその通りと言いますか…。

と、言うか、
『それ以外ナンがあったがぁ〜?』

『ワシを忘れたら困るで〜!』

…あれ?天の声が。
これは津軽焼の開祖と崇められる
大阪出身の瓦師、大塚理右衛門の声!!!

焼次郎(以下.焼)
『理右衛門さん、どうもはじめまして!』
理右衛門(以下.理)
『お前、熱心にやっとるそうやなぁ〜』
焼.
『いえ、まだ全然でして…』
理.
『その心意気っちゅうモンが大事やで〜』
焼.
『確か理右衛門さんは瓦師として弘前に…』
理.
『せやで!津輕の信枚はんから、ウチの城の瓦焼いてくれへんか〜?言われてなぁ。せやかて城が完成した後、ワシ、ニートやんけ!どないするん!言うたんよ。ほんだら、お前焼き物もやったらどやー?言うてくれましたさかい、チマチマやらしてもろてますわ〜』
焼.
『なるほど。理右衛門さんと二代目藩主 信枚公がいなければ今日(こんにち)の津軽焼は存在しなかったと言っても過言ではないんですね!』


https://ja.m.wikipedia.org/wiki/津軽信枚


理.
『当たり前やないかい!信枚はんもせやけど、四代目の信政くんは相当苦労しはったみたいやで〜!』
焼.
『信政公のお話しも少し聞かせてもらえませんかね?』
理.
『アホか!ワシかて暇ちゃうんやで!あん時稼いだカネでこれから阪神競馬場行かなアカンねん!信政クン紹介したるから待っとってや〜!LINE送るさかい〜』
焼.
『あっ!理右衛門さん!理右衛門さーん…!』

理右衛門さんも相当に気合いの入ったおっちゃんだが、それ以上に気合いが入った四代目藩主、津軽信政についても知りたくなった!
ひとまず、理右衛門のおっさんからのLINEを待つことにしよう。


※勿論会話はしてませんが、内容は事実です

※競馬行くとか、LINEも嘘ですが内容は事実です

ちなみに、津軽信枚は津軽藩でも歴代1.2を争う美男子だったそうだ。


津輕の殖産興業編 に続く。